前回、優位性のお話をさせて頂きました。
つまり、確率が高いところに
賭け続ければ良いという
至極当たり前のお話でございます。

でも株式投資の世界でどうすればいいの?

優位性の話だけでは難しいよね。

ボクはどうゆう判断をして売買すればいいか
わからないよ。

株式投資の世界では戦略がたくさんありすぎて
初心者には情報が多すぎるんだ。

だから簡単な『考え方』を教えてあげるね。
投資の世界には色々な戦略や手法があり
それに基づいて考え方が変わってくるのですが
その無数の手法の中でも共通している考え方が
『優位性があるのか』という考え方です。
つまりその手法が今、優位性を持っているのか?
というコトを考えているのです。
なので
まずは優位性のあるものを
見つけることが大切です。
優位性を見つける為の4つのポイント
優位性を見つける為の4つのポイントを
お伝えしていきます。
- 変化に気づく
- 回数で検証してみる
- 時間、時期で検証してみる
- 広く検証する
1.変化に気づく
特定のクセ、パターン化された動き、
特定のタイミング、など
2.回数で検証してみる
1回2回ではなく10回100回1000回と
試行の回数を増やした中で
①動きがあるのか、
1000回やってみて、
何回①の動きが確認できたかなど記録しておく。
(出現率の高い動きがあれば
それは優位性が高いかもしれない)と考える。
3.時間、時期で検証してみる
時間的な検証も必要です。特定の動きが特定の時間に発生しやすいなら
そこを把握して先手が打てます。
決算発表前に必ず上がる銘柄!!→決算発表前に買っておこう。
午前中にあがったら、午後は高確率で
下がりやすい銘柄があるなら
→午後に入る前に売っておこう。
4.広く検証する
1つの銘柄だけでなく
数種類の銘柄でも同じことが起きるのか?
全く同じではなくても
似たような動きや現象があれば
(その優位性は非常に高いのかもしれない)と
考えてみる。
1つの銘柄でしか確認できない場合は
その銘柄特有のクセ、
つまりその銘柄でのみ
通用する優位性なのかもしれない。
(その背景に同じ投資家の
動きの癖かもしれない)
と想像してみる。
この4つのポイントから優位性があるものが
確認出来たら
実践で探す&待つ
実際の相場の中で①②③④の動きを探す。
これだ!というものが
見つかるまでは待つ!!
待つ!ひたすらに待つ!!
優位性が確認できた時だけ動く。
勝てると見込める時だけ戦いを挑む
これが勝てる投資家の動きです。

戦うまでに色々と分析が必要なんだね。

そうだね、実際に投資やトレードを
している時間より
優位性を探して分析している
時間の方が長いんだよ。

でもこれで勝率が上がるのなら
ボクも色々さがしてみるよ。
優位性とはギャンブルではない
勝てる見込みが説明できない
勝負に挑んだ根拠を説明できない
そうゆう戦い方は投資ではなく
表か裏を当てるコイントスのような
ただのギャンブルです。
優位性があるから、株を買うなどの行動に出る。
逆にその優位性を失った瞬間に撤退する。
これが勝率を上げる方法です。
正しい負け方と悪い負け方
負け方にも正しい負け方と
悪い負け方があります。
正しい負け方とは
優位性を確認して株を買い
その、優位性が失われたので撤退する。
その時の損失は損失ではありますが
悪ではありません。
悪い負け方とは
なんとなく株を買ったり、
優位性を説明できない状態で買う。
なんとなくしんどいから撤退する。
損失額が耐えられないから撤退する。
含み損が膨らみすぎて強制撤退させられた……。
(含み損とは損失確定していない状態だが、今確定した場合の損失額)
このような撤退をしているのは悪い負け方です。
こういう取引のやり方はギャンブルと同じで
回数を続ければ続けるほど
損失額が大きくなります。
利益が出た、損失が出たの判断ではなくて
優位性がある、優位性が失われたで判断する。
これが色々な戦略、手法がある中で
唯一、共通の勝率を上げる方法なのです。
ということで
本日も読んでくれてありがてぇ
まったね~☆
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