あなたは自分が買った株が直後に暴落した!!
というような経験をしたことがありませんか?
それはバンドワゴン効果によるものかもしれません。
本日は株式投資でもよく起こる現象
バンドワゴン効果というものを紹介します。
バンドワゴン効果とは
ある選択肢があるときに
人々は人気の出ている
選択肢に引き寄せられるというものです。
人は『流行りのものに集まりやすい』という効果です。
人気が出ているから人が集まり
人が集まっているから人気が出る。
最近の言葉でいうとバズというものです。
- 人気だからとりあえず動画を見る
- 人気だから行ってみる
- 人気だから購入する
口コミやSNSで拡散されることにより
話題となり
どんどん人気が出てくる現象です。
バンドワゴンとは何か
バンドワゴンとは
パレードを先頭で率いる楽隊車のことで
馬に引かせたワゴンの上で音楽隊が音楽を流して
人々を惹きつけます。

今でも似たようなものがありますよね
ネズミの国の
『エ〇クトリ〇ルパレード……。』
ああいうイメージです。
楽しい音楽に引き寄せられて
人々が集まり始めます。
その人だかりを見て
さらに人々が集まります。
これがバンドワゴン効果です。
身近なものでも
人だかりができているから行ってみようと
なったことはありませんか?
それはまさしく
バンドワゴン効果によるものです。
株式投資におけるバンドワゴン効果
バンドワゴン効果は
株式投資の世界でも
よく起こる現象です。
しかし、株式投資においては
良い印象だけではありません。
なぜならバンドワゴン効果が出ている時は
もう遅いからです。
皆さんは自分が株を購入したとたん
株価が下落した!!
しかも暴落レベルで一気に下落して
含み損の世界に叩きつけられた!!
というような経験はありませんか?

もしかして、自分が買う瞬間を
誰かに監視されているのでは……。と
疑心暗鬼にすらなるほどの
タイミングで株価が暴落することがあります。
それはまさしくバンドワゴン効果の
餌食というコトです。
なぜそのようなことになるのか?
自分が買ったら暴落するのはなぜ?
自分が買ったら株価が暴落するのは
買ったタイミングが
ある意味ピュアなんでしょうね、純粋です。
でも投資家としては未熟とも言えます。
自分が買った後、暴落する理由は
一番魅力的な時に買っているからです。
株価は人々を魅了したら終了と考えましょう。

上昇のメカニズム
株価がどんどんと上昇するメカニズムは簡単
- 株価が上昇する。
- それを見た順張りの投資家が株を買う。
- さらに株は上がることになる。
これらを繰り返していくと
株価はどんどんと上がっていきます。
株価は上がっていくことで人々を引き寄せます。
それはバンドワゴン効果によるものです。
上昇の初期・中期・終盤にかけて盛り上がっていきます。
問題は
上昇していく株のどこのタイミングで
購入してるかというコトです。
買い始めるタイミング
機関投資家・プロは
まだ人々に認知される前の地味な株価の時
株価が上昇する前に購入しています。
勝ち組の投資家は
プロたちが購入して株価が
上昇し始めたタイミングで購入します。

一般的な投資家は
上昇がしっかりと確認できたタイミングで
購入します。ぎりぎり間に合うタイミングです。
負け組の投資家は
株価が急上昇し、話題となり
盛り上がったタイミングで購入します。

並べてみるとこんなに遅い
並べてみるとわかるのですが
負け組投資家のタイミングでは
購入する時期が遅すぎるのです。

機関投資家はAの期間で購入し
B~Dで売ります。
しっかりと時間を掛けられているので
気持ち的にも冷静で
いずれ来る下落の流れを予想できます。
Bで購入した勝ち組投資家
Cで購入した一般的な投資家は
機関投資家ほどではありませんが
売れる時期はあります。
遅くともDで売れば利益になります。
さて、Dで購入した負け組投資家は
その直後に来る暴落までに
売ることができません。
それはなぜか?
タイミング的にも買ったばかりで
今、スイッチが入ったからです。
上がれ、上がれ
もっと上がる、もっと上がる。
今まで上がってたのだから
これからも上がる。
もう一段落上がる。
もう一度、急上昇が来る。と
Dの地点で『上がることを考えている』のです。
D地点の思惑
利益を上げられる投資家たちは
Dの地点では
『利益確定の売ること』を考えています。
負け組投資家たちは
D地点では
『株価がこれからも上がること』を考えているのです。
勝ち組と負け組では
D地点で考えていることが逆転しているのです。
D地点での思惑の違いが
負け組投資家が勝てない理由です。
さらにプロ投資家は
D地点ではすでに現金に換えていて
そろそろ空売りを仕掛けようかと
作戦を練っているところです。

もう遅い……。
D地点の終盤で買いたい人が
いなくなったタイミングで
上昇が止まり、下落が始まります。
D地点の負け組は
この下落は一時的だと楽観視するタイミングです。
でも、もう遅く
①利益確定したい人
②もう上がらないと判断した人が
次々に売り始めます。
③機関投資家も空売りを仕掛けます。
今度は売りが売りを呼ぶ勢いとなり
暴落のような急降下になるのです。
まとめ
バンドワゴン効果とは
①ある選択肢があるときに、人々は人気の出ている
選択肢に引き寄せられるというものです。
②人々は流行っているものに集まる習性がある
自分が買ったら暴落するのはなぜ?
- 買うタイミングが遅いから
- 株価が上昇し続けて一番魅力的なタイミングで買っているから
プロ・勝ち組・負け組の違い
- プロは株価が上がり始める前に購入している
- 勝ち組は株が上昇し始めたタイミングで購入している
- 負け組は株価の上昇の終盤で購入している。
バンドワゴン効果を知っておくことで
自分が買った株が暴落した時に
まだまだこれからだ!と熱くなるのではなく
買ったタイミングが遅かった。
上昇の盛り上がりに乗せられた
と反省することができます。
企業の業績や価値の上昇ではなく
一時的な盛り上がりのみで
上昇した株価は必ず下落します。
ということを念頭に置きながら
流行り廃りを見抜ける
投資家になっていきましょう。
ということで
本日も読んでくれてありがてぇ
まったね~☆
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