『今日から使える行動経済学』
著者 山根 承子
黒川 博文
佐々木 周作
高坂 勇毅
発行元 ナツメ社

あなたの思考のクセはすでに解析されています。
仕事、プライベート、株式トレード中で
色々なことに思いを巡らせているようでも、
その思考にはクセがあり
それに基づく行動は
行動経済学で解析されています。
『あなたの行動は読まれている』と
いうことになります。
その思考のクセを理解しておくことで
仕事でうまくいくことがあれば
投資での判断に自信が持てるように
なるかもしれません。
そんな行動経済学が気になる方
そんな人におすすめなのが
『今日から使える行動経済学』という著書です。
【おすすめの理由】
職場でも生かせる行動経済学が学べる。
株式投資で有名な心理を学ぶことができる。
各章の導入はマンガで読みやすい。
【この本の構成と特徴】
著書の構成
序章+4章で構成されています
- 序章 行動経済学って何?
- 1章 職場・チームの行動経済学
- 2章 顧客を動かす行動経済学
- 3章 自己啓発・社会貢献に使える行動経済学
- 4章 投資に役立つ行動経済学
著書の特徴
損する・得する、楽しい、気持ちいい、幸福度
人間に備わった気持ち・感情や
本能的に決定してしまうこと
これらは行動経済学で
解析されていることがあります。
今日から使える行動経済学 では
行動経済学を
職場・顧客・自分・投資の分野に分けて
紹介してくれています。
1章 職場・チームの行動経済学
- 現金より経験の方が満足が長続きする
- 夏休みの宿題でわかる、あなたの時間整合性
- 2つの動機とインセンティブ
- チームの席順でも生産性は変わる
- 所得に幸福度が連動しない幸福のパラドックス
2章 顧客を動かす行動経済学
- 見込み額を計算して不確実なものを評価する
- 行動を見つめ直すための心理学
- 0%ではないことは行動を左右するほど魅力的
- 過程によってうれしさが変化
- 今が最高!!そんな気がしてしまう
- 期待効用理論を図で整理しよう
3章 自己啓発・社会貢献に使える行動経済学
- 自分のために使うよりも寄付するほうが幸福に!
- 「他人の目」を気にして利他的に振る舞う
- 誰に対しても等しく思いやるわけでは無い
- 給料日前はバイアスが強くなる
4章 投資に役立つ行動経済学
- 人は直感に頼りがち
- 市場を極端にする空気の読み合い
- 人間の心の癖が株価の動きを左右する
- 「気質効果」を克服し損切りする勇気を
- プロスペクト理論で見る損切りできない理由
- 投資で失敗する2つの要因
- 大穴バイアスを使ってギャンブルでもうけよう
各章の項目の一部を抜粋して紹介しています。
第4章の投資に役立つ行動経済学では
プロスペクト理論・アンカリング・
ブレークイーブン効果・気質効果など
投資で有名な心理が紹介されています。
これらを理解しておくことで
実際の投資での判断力、決断力がアップするでしょう。
【自分の感想】
ほとんどの人が兼業で仕事と投資を
おこなっていると思います。
今日から使える行動経済学 では職場でも使える
行動経済学が紹介されているのと
お金にまつわる人の行動や判断を
解析してくれているので
日常生活の中で
何気なく行動、判断していることも
『これはっ!?あの本に書いていたやつ!!』
というシーンが生まれるのが面白いです。
自分自身が株式投資をしている時に感じる
快感や、苦痛をともなう判断などを
行動経済学として解析してくれるので
腑に落ちる度合いが圧倒的に違います。
しっかりと理解納得ができるので
トレード中での判断の根拠につながり
決断力がアップします。
【まとめ】
- どんなことが書いてある
- 何ができるようになる
- こんな人におすすめ
1. どんなことが書いてある
損得勘定・お金にまつわる判断・幸福度の感じ方
ある環境下、条件のもとでの本能的な
意思決定の研究の結果を紹介しています。
行動経済学での有名な理論をカンタンにまとめ
日常的に潜む例として紹介しています。
2. 何ができるようになる
日常に潜む人間の行動のパターンを学ぶ事ができる。
ビジネスシーンでの決定事項に応用できるようになる。
投資活動での意思決定の客観的な根拠になる。
3. こんな人におすすめ
- 投資で自分の心理のコントロールがしたい人
- 投資での判断にまつわる分析がしたい人
- 感情的に判断してしまうことがある人
- 仕事との兼業投資家である人
本日も読んでくれてありがてぇ
ということで
まったね~☆
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