【初心者の館vol. 10】信用取引とは?その重要性をわかりやすく解説

初心者 初心者の館
にゃん吉
にゃん吉

ねぇ、ねぇ、売りから入るって何?

伝説のおさる
伝説のおさる

信用取引の信用売りのことだね

伝説のおさる
伝説のおさる

株式の世界では

借りてきて売る、売ってから買い戻す』

ことができるんだ。

にゃん吉
にゃん吉

借りてきたものを売れるってこと?

伝説のおさる
伝説のおさる

そうだね、また買い戻して返すけどね。

にゃん吉
にゃん吉

壮大な借りパクってことだね

伝説のおさる
伝説のおさる

違うね。

皆さま、信用取引というのを

ご存じでしょうか?

初めて聞いた方や

証券ツールをお持ちの方で

株の購入時に信用取引や

信用新規注文などの

言葉が出てくるので

なんだこれ?と思いながら

スルーしている人もいるかもしれません。

しかし、株の売買において

信用取引とはかなり重要な存在です。

本日はこの信用取引についての説明をしていきます。

信用取引がなぜ重要か

それは株式投資の魅力を上げる

2つの要素を持っているからです。

① 信用取引は保証金の約3倍の取引を可能にする。

② 信用取引は信用売り(売りから入ること)ができる。

それぞれの要素を見ていきましょう。

信用取引は保証金の約3倍の取引を可能にする

レバレッジとも呼ばれています。

あなたが証券口座に

100万円分の現金(保証金)

もしくは株式を保有している場合

100万円を担保にして

約3倍の300万円

取引ができるというものです。

レバレッジは現物取引ではできません。

現物取引は現金での売買になるので

100万円入金している場合は

100万円までの取引しかできません。

信用取引は信用売り(売りから入ること)ができる。

『売りから入る』という言葉は

普段の生活の中では経験がないので

わかりにくいところかもしれません。

基本的に売買とは

安く仕入れて高く売って

利益を出すものです。

しかし、株式投資の信用取引では

『株を借りて高く売って、安く買い戻す』

ということができます。

例えば、

あなたが友達から新車を借りて

それを100万円で売ったとします。

期間をあけて

同じ新車の値段が80万円と安くなったら

買い戻して、友達に返します。

その差額20万円があなたの利益となります。

これは例え話ですが

株式の世界では可能なのです。

信用売りとは

株式を借りてそれを売ります。

株式が下がったところで買戻して返却し

その差額が利益となるという構造です。

それでは信用取引を説明していく前に

現物取引との違いを見ていきましょう

現物取引と信用取引

現物取引とは

証券口座に入金したお金で

株式の売買を行う行為です。

売買時に手数料が発生するものの

保有時にはコストはかからないので

長期投資などに向いています。

信用取引とは

信用買い・信用売りの2種類があります。

信用買いとは

証券会社からお金を借りて取引ができます。

信用売りとは

証券会社から株を借りて(売る為に)取引をします。

※現物と違って借り物なので

保有中は金利などのコストがかかってしまいます。

下の図は下落相場のチャートです。

信用売りをすることで

下落チャートで

利益を上げることができます。

株価1000円の時点で信用売りをします。

その後、株価は下落していき

株価500円のところで買い戻します。

その差額500円が利益になるのです。

※ 信用売りを行った場合は買戻しを行うまでが1セットです。

このように信用売りができることで

上昇相場下落相場でも関係なく

どんな相場環境でも

利益を出せるようになるのです。

信用取引のメリットとデメリット

さて、いいこと尽くしの信用取引ですが

もちろんメリットだけでなくデメリットも存在します。

信用取引のメリット

1. レバレッジをかけて自分の資金以上の取引ができる。

2. 信用売りで下落相場でも利益を上げられる。

信用取引のデメリット

1. レバレッジ3倍をかけている状態での損失は3倍になる。

2. 追証になる可能性がある

3. 信用取引特有のコストがかかる

レバレッジ3倍をかけている状態での損失は3倍になる。

自分の取引できる金額以上で

取り引きしているので

レバレッジ3倍の場合

勝った時の利益は3倍になるが

負けたときの損失も3倍になる。

特に投資初心者で資金が少ない方は

一気に資金を失う可能性もあります。

詳しくは⇩⇩⇩

追証になる可能性がある

追証とは追加証拠金の略です。

信用取引では損失が膨らむと

追加入金を求められることがあります。

それを追証(おいしょう)と呼びます。

※初心者の館では難しい部分なので

詳しくは説明しません。

信用取引特有のコストがかかる

信用取引はお金と株式の借り物です。

レンタル料金が発生します。

信用金利:証券会社から借りたお金に対して発生。

貸株料:証券会社から株を借りるために支払う費用。

逆日歩(品貸料):売り方が買い方に対して支払う費用。

管理費:1カ月経過の都度、建玉毎に対して発生する費用。

実際にやってみないと

理解できない部分ではありますので

初心者の方はレンタル料金があるんだなと

心に留めておきましょう。

まとめ

いかかでしたでしょうか?

本日は信用取引のお話でした。

使い方を間違えれば

損失拡大や追加入金するハメに

なることもありますが

使い方次第では

利益を伸ばしていく

戦略の幅が広がるのは間違いないです。

ということで

本日も読んでくれてありがてぇ

まったね~☆

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