【初心者の館vol. 15】逆指値注文と株価暴落の関係性を紹介

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にゃん吉
にゃん吉

ねぇ、ねぇ、株価っていきなり暴落するよね

伝説のおさる
伝説のおさる

そういう時もあるね

にゃん吉
にゃん吉

みんな、同時に売ってるの?

伝説のおさる
伝説のおさる

一瞬で暴落する場合は

逆指値が効いてる可能性が高いね

にゃん吉
にゃん吉

ぎゃくさしね?

伝説のおさる
伝説のおさる

今日は逆指値のお話をしよう

こんにちは

本日は逆指値注文のお話をしていきます。

逆指値注文が分かるようになれば

自分の株を安全に損切りすることもできますし

株価が暴落する要因も、わかるようになります。

逆指値注文とは

逆指値注文とは

あらかじめ設定しておく

条件付きの売買注文のことです。

特徴は

  • 『株価が~以上・~以下になったら』の発動条件を設定できる
  • 条件発動時の注文は指値と成行の2種類を行うことができる
  • 注文の情報は注文板に掲載されない

指値と逆指値の違い

指値注文

指値注文は発動条件を設定できないので

現在の株価1000円で買い注文をする場合は

1000円以下の株価で

指値注文をすると注文板に掲載される。

この時に成行の買い注文はできない。

1000円以上で指値注文をすると

自動的に現在価格で成立する。

※意識的に株価を上げることはできない。

株価1000円の時に

あえて5000円で買い注文をしても

その時の現在価格で売買される。

5000円で売買が成立するこは無い

逆指値注文

  • 『株価が~以上・~以下になったら』の発動条件を設定できる
  • 条件発動時の注文は指値と成行の2種類を行うことができる
  • 注文の情報は注文板に掲載されない

※ 株価1000円の時に900円以上なら成行買いの

注文をした場合、ただちに発動してしまう。

普通の成行買いと同じで意味がない

逆指値注文でできること

上の図は逆指値の買い注文の例です。

逆指値注文は条件付きの

自動予約注文と考えれば理解しやすい。

逆指値注文は予約と保険の役割がある

逆指値注文をすることで

条件付きの予約ができます

条件に到達したら自動で

売買がおこなわれるので

チャートを見てなくても

株の売買ができます。

買いの予約

株価が上昇するなら、買いたいという時に

逆指値は力を発揮します。

本来、株を買う時は安い方が良いので

株価が下がってきた時に買うのが一般的。

しかし、その状況で買えるということは

株価は下がっているので

自分が買った後も引き続き

株価は下がっていく可能性はあります。

しかし、逆指値なら

『もしもの条件』が付けられるので

現在の株価が1300円。

1500円以上になったら100株購入

予約できるので

1500円以上で購入することになりますが

チャートは上昇しているので

そのまま上昇していくのなら

利益生むことができます。

売りの予約

株を買ったら、次は売らないといけない。

逆指値の売り注文なら

突然の下落でも対応できます。

損失時に損切りができない人は

あらかじめ、逆指値で設定しておけば

その価格まで下落した際に

自動で売却してくれます。

逆指値注文の注意点

逆指値注文の『指値』は注意が必要です。

注文が取り残されることがあります。

ここでの注目ポイントは

610円以下なら成行の売り』ではなく

610円以下なら600円で指値売り』というところです。

基本的にはこの注文も通ることが多いですが

ある条件が重なった場合、取り残されます。

それが下の図の場合です。

成行注文で1000株の売り注文が発生した場合

1000株の成行の売り注文は

610円だけでは、さばき切れないので

株価がどんどん下落し、株数を消化し

580円で止まることになります。

指値と成行ならば

成行が優先されるルールなので

1000株消化後に指値が執行されます。

現在株価が指値の株価より低い場合は

逆指値の指値売り注文が取り残されてしまいます。

株価が瞬間的に暴落する理由

株式投資でチャートを見ていると

突然ズドーーン

株価が暴落することがあります。

この時に自分が株を保有していたら

大損失となるため、プチパニックを起こします。

この瞬間的な株価の暴落は

逆指値が原因で発生します。

瞬間的な株価の暴落が起こる原因は

売り注文が集中しているからなのですが

逆指値の成行売り注文が

連続で発動した可能性が高いです。

上の図のように『990円以下なら成行の売り』の

逆指値注文を出している人が多ければ

いざ株価が990円になった時に

逆指値注文が次々と発動します。

しかも、『成行の売り注文』なので

現在株価でどんどん売られます。

これが暴落の原因です。

なぜ、『990円以下なら成行の売り』の

逆指値注文が集まっていたのか?というのは

注文板を見ればわかることがあります。

上の図の場合

1000円で厚い買いの壁ができていたので

これを見た投資家は

ここは突破できないと思っていたのでしょう。

裏を返せば、ここを突破されると危険なので

安全策として、そのすぐ下の

990円で売り注文を入れておくという作戦です。

暴落直前の投資家の心理

投資家の心理を見てみると

1000円の壁に色々な心理が見えてきます。

株価を買いたい人

チャートの①②を底と見ています。

(底を表すW底が形成されています。)

ここで買いを入れているかもしれません。

損失を出している人

1000円の壁の厚さを見て1000円以下には

ならないだろうと感じるでしょう。

でも安心はできないので保険として

990円以下で逆指値売りを入れておきます。

信用取引の空売りを仕掛けたい人

1000円の壁は、立ちはだかる壁となります。

壊せそうにない分厚い壁です。

しかし、ここを突破できたら

下落に持っていけそうなので

990円以下で逆指値売りを仕掛けます。

ブレイクアウト

チャートが下落する中

1000円の壁が下落の抵抗線と

なっていましたが

ここを突破されました。

これをブレイクアウトとも言います。

『990円以下なら成行の売り』の

逆指値も発動となり一気に売られていきます。

この瞬間に株価が暴落します。

この時の投資家の心理は売りが優勢です。

まとめ

逆指値とは

あらかじめ設定できる条件付きの注文のこと

逆指値でできること

  • 『株価が~以上・~以下になったら』の発動条件を設定できる
  • 条件発動時の注文は指値と成行の2種類を行うことができる
  • 注文の情報は注文板に掲載されない

逆指値の注意点

逆指値注文の『指値』

板の注文数と成行注文次第で

注文が取り残されることがあります。

株価が瞬間的に暴落する理由

抵抗線付近で逆指値注文が

大量に集まっている場合

そこを突破されたのを契機に

逆指値が一斉に発動する。

連続で成行注文が発生するので暴落に繋がる。

ということで

逆指値注文の紹介でした。

この注文ができれば

条件を設定して、その後は

ずーとチャートを見なくても良いので

便利ですよね。

逆指値注文は

感情が邪魔をして損切りができない人には

特におすすめしたい注文方法です。

ということで

本日も読んでくれてありがてぇ

まったね~☆

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