
ねぇ、ねぇ、歩み値って何?

成立した売買の履歴さ

過去の履歴を知ってどうするの?

売買の履歴から
重要なことが分かるんだよ

ギクッ!!!

なんかやってんな!?
注文板はわかるようになりましたか?
まだ分かってないという方は
こちらをご確認下さい↓↓
本日は注文板とセットで見ることになる
『歩み値』を紹介していきます。
これが分かれば板読みの精度が上がり
投資・トレードでの
現状把握の能力が向上し
勝率を上げることができます。
歩み値とは
歩み値とは簡単に言うと
売買の履歴です。
ひとつの銘柄を多数の人が
売買しますが
それが時系列で表示されているものです
歩み値の見方
歩み値は3列の表になっています。
左から時刻・株価・出来高の3つです。

時刻
時刻は売買が成立した時の
時間を表示します。
この記事では簡単にするために
[時:分]で表示してますが
実際の証券ツールでは
[時:分:秒]で表示されています。
株価
株価は売買成立した時の
株の値段を表示します。
表示されている色の見方は
歩み値のルールのところで説明します。
出来高
出来高は売買成立時の
株数を表示します。
あなたが1000株を買った場合は
出来高に1000と表示されます。
歩み値のルール①
歩み値では
常に新しい時刻の情報が
一番上に表示されます。
過去の履歴ほど
下へと流れていく仕組みです。

歩み値では
最新の情報が一番上に表示されるので
時系列の順で説明するとなると
下から説明となります。
下記の表では
『10:27の600円で300株』成立が
一番古い情報となります。

歩み値のルール②
歩み値の株価の色にもルールがあります。
取引き成立時の株価が前回の取引より
- 値上がりなら:赤
- 値下がりなら:青
- 前回と同じなら:黒
で表示されるということです。
※色自体は証券ツールで変更可能です。
この記事では赤・青・黒で説明します。

同じ株価での売買成立が続いているなら
ずっと黒文字で表示されますし
毎回上昇していくのなら
ずっと赤色で表示されます。
歩み値からわかること
ここからは注文板と歩み値を見ながら
株価の動きから
売買の相手を想像してみましょう。

歩み値の最新の情報は
『10:29に620円で100株』成立しています。
注文板でも620円(オレンジ色)となっています。
さて、この注文板で目を引くのは
630円に存在している
売り注文20600株です。
大きな売りの壁となっています。
先ほどの状況から株価が動きました。
下の注文板を確認下さい。

注文板から読み取れる情報は
- 株価は620円から630円に上昇したこと。
- 630円の売り注文は100株になっていること。
ここで確認しておくことは
620円の1000株は売れたのかどうか
630円の20500株は本当に売れたのか?
ということです。
その答えを探すのに注文板のみでは
情報が少なすぎます。
そこで『歩み値の確認』が必要なのです。
歩み値からわかること ①
歩み値の青背景の部分を見てください。
取引が成立して最新情報が更新されています。

歩み値を確認したところ
10:35に620円で1000株
売れたことが確認できます。
さらに10:35に630円で500株
売れたことも確認できます。
しかし先ほどの注文板では
20600株から100株に変化していたので
500株引いたとしても
20000株つじつまが合いません。
これはつまり、
『20000株の注文は取り消された』
というコトになります。
この状況から推理できるのは2つ
①大口投資家がキャンセルしたかもしれない。
②見せ板としてウソの注文で表示させていたが
買われそうになったので取り消した
かもしれない。
歩み値からわかること ②
違うパターンも見てみましょう。
青背景の部分は先ほどと違います。

歩み値の最新情報の
『10:35に630円で20500株』が
一度に売買成立しているので
この場合なら
大口投資家が一気に購入した可能性が高いです。
歩み値からわかること ③
パターン③では10:35に
売買が連続して発生しています。

この歩み値の履歴から推測できるのは
最初の15000株は大口投資家が購入してそうです。
その後、細かい売買が連続して入っているのは
個人投資家が複数人買った可能性が高い
というコトになります。
売買成立の性質で未来が少し違う
株価が620円から630円に
上がったという事実は
注文板で確認できますが
その背景や取引の性質は
歩み値を見ることで推測できます。

先ほどと同じ問いですが
注文板のみでは答えられないと
思えたら板読みレベルアップです。
20500株が見せ板だったら
売りの壁が消えたことで
株価は上がっていくかもしれません。
ただし、株価を下げたいと望んでいる
投資家がいます。またどこかで売りを
仕掛けて来るかもしれません。
20500株が大口投資家が買った場合
この大口投資家が売りたいと思った時
20500株が売りに出される
という未来が待ってます。
20500株が大勢の人で買われたのなら
買い優勢で株価は上昇していくかもしれません。
どこかで失速すると予想しつつも
この流れには乗りたいものです。
このように買われた状況の違いで
その後の未来が変わります。
少し先の未来を予想し
対応できるようにしておくことで
勝率が変わります。
まとめ
歩み値とは
売買の履歴を時系列で表示したもの
歩み値のルール①
最新情報は常に一番上に表示
歩み値のルール②
株価の色は『前回の取引から上昇、下落、同じ』で違う
歩み値からわかること
取引成立の有り無し、ボリュームによって
大口投資家、個人投資家や
見せ板のキャンセルなのかが分かる。
板読みは注文板と歩み値のセットで
確認しましょう。
実際の証券ツールで練習してレベルアップ!!
ということで
本日も読んでくれてありがてぇ
まったね~☆
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